2021年9月5日「日蓮聖人降誕800年慶讃 東北教区記念大会」について

本年、2021年(令和3年)2月16日、宗祖・日蓮聖人が生誕され800年を迎えました。

当日は誕生の地として知られる千葉県小湊(鴨川市)の大本山誕生寺にて、降誕800年慶讃大法要が行われたことをはじめ、数年前より現在に至るまで、全国各地の日蓮宗寺院にて宗祖への報恩感謝、加えて、疫病収束へ思いを込めた降誕800年法要が執り行われております。

日蓮聖人は1222(貞応元)年2月16日、千葉県小湊にて、父・貫名次郎重忠、母・梅菊のもとにお生まれになりました。生誕の際、庭先から泉が湧き、海上に蓮の花が咲き、大小の鯛の群れが集まった「三奇瑞」の伝説が古くから伝えられています。

【三奇瑞】
①鯛ノ浦
日蓮聖人生誕の際に、近くにマダイが群をなして現れました。通常水深30メートル〜200メートルの岩礁に生息するマダイが、鯛ノ浦では今なお水深10メートル〜20メートルに生息しています。

②誕生水
日蓮聖人生誕の際、突然、生家の庭から清水が湧き出しました。生家のあった集落は、蓮華ケ渕の底に沈んでしまいましたが、誕生寺境内の一角に清水を祀った誕生水の石柱を見ることができます。

③蓮華ケ渕
日蓮聖人生誕の際、海辺一帯に蓮華の花が咲き誇り、以来砂浜は、蓮華ケ渕と呼ばれています。また、蓮華のようにキラキラと輝く砂を「五色砂」と呼んでいたと伝えられています。

日蓮聖人は12歳で出家得度をされて以来、仏法を学び、法華経こそが末法の衆生を救う唯一の教えであると確信され「南無妙法蓮華経」のお題目弘通に生涯を捧げられました。

2021年(令和3年)は、日蓮聖人降誕800年という節目の年となります。
日蓮宗東北教区でも、昨年、コロナウイルス感染拡大により延期となっておりました日蓮宗東北教区主催「日蓮聖人降誕800年慶讃 東北教区記念大会」が、本年9月5日(日)13:00より、青森市蓮華寺にて執り行われます。コロナウイルスの感染拡大防止の観点より、残念ながら当日一般の方のご参列は頂けませんが、YouTubeでのライブ配信を予定しております。日蓮宗の檀信徒として、共に日蓮聖人のご降誕800年をお祝いし、祖師への報恩感謝の1年と致しましょう。

日蓮聖人降誕800年慶讃 東北教区記念大会
【日にち】 2021年9月5日(日)
【時 間】
13:00 開会式
13:05 記念法要
14:25 御親教
14:50 唱題行
15:30 閉会式
【場所】 青森市 蓮華寺
【ライブ配信】 日蓮宗東北教区YouTubeチャンネル