今日のことば。2026.3.12

『東日本大震災 3.11生と死のはざまで』
著:金田 諦應 出版:春秋社 発行:2021年

「津波で多くの人が亡くなった。亡くなった命は何処へ行ったのか!」
なんじが胸の内にあり」
なんじが胸の内にあるとは、さらに一句、指示したまえ」
「我は永平寺を開かれし高祖道元禅師どうげんぜんじ様のご霊廟れいびょうつかえる僧なり。姿は見えず声は聞こえずとも、あたかも生きておわしますがごとくおつかえすること、半年。ある早朝、礼拝の折、道元禅師どうげんぜんじ様のお姿を眼前に感じ、感涙かんるいにむせぶ。妙法蓮華経みょうほうれんげきょう如来寿量品偈にょらいじゅりょうほんげいわく、『一心に仏を見たてまつらんと欲し、身命しんみょうしまざれば、我および衆僧しゅそうはともに霊鷲山りょうじゅせんにいずるなり』。亡き人を想う、亡き人と共に歩む、亡き人と共に生きる、亡き人はなんじが胸の内にあり」