『養老孟司の幸福論 – まち、ときどき森』
著:養老孟司 発行:中央公論新社 発行:2015年
「環境」という言葉は、みずからを自然から切り取って、「自分」というものを立てたことでできた言葉です。昔の日本人は、自分の外に環境があるとは考えていませんでした。
(中略)
昔の人は、人間は死ねば土に還る、ということも知っていた。だから、田んぼや空気を単なる環境などと考えなかった。「自分を立てる」というのは、脳が行っている、勝手な区分でしかない。人と自然を対立的に見せてしまうという意味で、「環境」という言葉は使わないほうがいいのではないかと思っているくらいです。
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今日のことば。2026.4.1
絵本 『子どもの本で平和をつくる〜イエラ・レップマンの目ざしたこと』 作:キャシー・スティンソン 絵:マリー・ラフランス 訳:さくまゆみこ 出版:小学館 発行:2021年
