【ぎんなん文庫】2025年10月20日放送「こころを調える」で紹介した本

FMごしょがわら「こころを調える(毎週月曜日13:05)」では、毎月1回、「ぎんなん文庫」より本を紹介しております。

本日、2025年10月20日の放送では、読書の秋にぴったり宮沢賢治の絵本特集として、以下の5冊を紹介致しました。

・『なめとこ山の熊』(作:宮沢賢治 絵:あべ弘士・三起商行)
・『いちょうの実』(作:宮沢賢治 絵:及川賢治・三起商行)
・『どんぐりと山猫』(作:宮沢賢治 絵:田島征三・三起商行)
・『やまなし』(作:宮沢賢治 絵:川上和生・三起商行)
・『気のいい火山弾』(作:宮沢賢治 絵:田中清代・三起商行)

今回紹介した宮沢賢治の絵本はどれも、「いのちの循環」と「祈り」が流れています。たとえば、黄色く染まるいちょう並木の下で、地面に転がる小さな実。それは次の春へとつながる希望のたね。秋の終わりは、決して「終わり」ではなく、「はじまり」の準備でもあります。「終わり」と「はじまり」が同時が感じられる秋の夜長、宮沢賢治の絵本から、わたしたちのいのちについて考えてみてもいいかもしれませんね。

ぎんなん文庫」に置いていますので、どうぞ手に取ってお読みください。「ぎんなん文庫」の所蔵本は、お寺でも読めますし、貸し出しも行っております。