【日蓮聖人が遺した言葉】先ず四表の静謐を祈るべきものか

日蓮聖人が遺した言葉

先ず
四表の静謐を
祈るべきものか

『立正安国論』/文応元年(1260) 聖寿39才

解説

ー信仰の寸心を改めよー
「疫れい、遍く天下に満ち広く地上にはびこる。死を招くの輩、既に大半に超え……」
これは日蓮聖人の代表著述『立正安国論』冒頭のお言葉です。まさに800年前の様子が今私たちの眼前に起きています。
立ち止まってこのポスターを読んで下さっているあなた。あなたは多少なりとも宗教に更には日蓮聖人に関心をお持ちの方でしょうか。ならばそのあなたに伝えます。これは文字ではなく日蓮聖人の肉声であります。
この惨状の原因を「鬼神乱るるが故に万民乱る」と聖人は警告されています。鬼神とは私たち人間が生み出すものです。医学科学実証主義の時代に笑止千万なと思われるでしょう。しかし、そもそもその思いがおごりだと言われています。
今一度謙虚に素直に聖人の声に耳を傾けて下さい。そして「南無妙法蓮華経」とお唱えしてみて下さい。それが世界(四表)に、日本に、そしてあなたに、安穏を取り戻す手立てなのです。

『立正安国論』

聖人の行動原理は総てこの書から発出しているのです。

〜日蓮宗ポータルサイト「今月の聖語」より